あかりのお腹には、貢との子供が・・・! 虹子との取引で記憶喪失のフリをしなければならないあかり。
ミツヤオミ先生の漫画「愛の修羅」5巻「奈落の底」では、その事実を告げられず、あかりは中年おやじと結婚させられそうになる大ピンチ展開。
そして今回も虹子ママのびっくり虐待、そして「地獄のシナリオ」が待っています。
「愛の修羅」5巻「奈落の底」のネタバレ
あかりに迫る中年おやじの魔の手
天上家の取引先の中年おやじとあかりが結婚させられることになり、さっそく引っ越してくるおやじ。
貢に「伝えたいこと」があっても無視され、京子と貢が「将来のふたりの子供」の話をなごやかにしている姿を見て、あかりは涙ぐむ。
あの夜の誓いは、所詮、夢だったのか。貢と花畑で「一緒に家族をつくろう」と約束したのに。
中年おやじがあかりの部屋にやってきて、「おまえのご主人様は今日から俺だ!」とあかりを殴る。
「お願い!お腹だけは蹴らないで!!」
必死にお腹に宿った新しい命を守ろうとするあかり。
貢とあかりの断ち切れない思い
寸前のところで、貢に助けられたあかり。
貢は、「あかりを幸せにしてくれるのであれば」と我慢していたが、あまりにひどいあかりへの扱いにキレたのだった。
貢がおやじを叩きのめしたあと、あかりは貢の胸ポケットに「花のキーホルダー」がしまわれているのを見つけた。
貢は、あかりへの思いを忘れていなかった。
「忘れてなんかいないよ、貢!」
あまりの喜びに、記憶喪失が嘘だったと打ち明けてしまうが、怪しげな気配がふたりを狙っていた。
虹子ママ、とんでもない場所から出現
部屋に置かれていた中世の鎧が、突然動き出しオノで襲いかかってきた。
「いつまでイチャついてんだ、貴様ら!!」
鎧の中から出てきたのは・・・なんと、虹子だった。
あかりが中年おやじにいたぶられるところを見物しようと、わざわざ鎧の中に潜んでいたのだ。
まさかの出現に、青ざめるふたり。
「おまえらにはハッピーエンドは似合わない!」
地獄のシナリオを用意してある、と虹子は高笑いした。
宣言どおり、貢の親の借金帳消しはチャラにされ、あかりは縛られて虹子の馬に引きずられ・・・
5巻の感想
虹子ママ、ちょっ、どっから飛び出したの〜〜〜!! わらっちゃいけないんだけど、笑っちゃいました。
まさか中世の鎧の中に汗だくになりながらも、じーっと何時間もあかりが苦しむ姿を見るためだけにこっそり隠れていたなんて。
あかりのお腹に子供ができて、さらに記憶喪失でないことがバレてすべてを奪われてしまう、というシリアス展開なハズなのになぜか笑えてしまう虹子ママの根性の虐待。
鎧のつぎは、お馬さんで引きずり回しの刑ですよ・・・
いえ、今回は超感動シーンではあったんですけれどもね。
あかりと貢が、ようやくすれ違いかけていたふたりの気持ちを通じ合わせ、愛は変わらないと確かめあってジンときました。
虹子ママ厳選の「地獄のシナリオ」がこれからスタートするわけですが、一番知られてはいけない人にあかりはお腹の子の存在を知られてしまいます。
次回、6巻でとうとう最終回。
引き裂かれてもお互いを忘れることはできない、あかりと貢の愛のゆくえはどんな決着を迎えるのか。つづく。
6巻最終回の感想