「あなたが産まぬなら、私が産む!」孫を巡って、嫁と姑の壮絶な戦争が始まる・・・!
漫画「代理母戦争」(おしん作)は、なかなか孫が生まれない息子夫婦に業を煮やした50代の姑が、孫欲しさに恐ろしい計画をたてるお話です。
夫と離婚さえ考えていた主婦が、その真相を知ったときにどう行動したのかが見どころです。
「代理母戦争」のあらすじ
浜崎明子は3年前に夫と結婚した主婦。
舅はすでに他界しており、50歳になった姑と同居生活を送っていた。
子供が生まれないことに対して、強いプレッシャーを毎日のようにかけてくる姑。
姑は激しい気性で、「もっと真剣に妊活して!」と不妊治療の本やら、ヨガをやるように勧めたり、「いつになったら孫の顔が見れるのか」と責めてくる。
「基礎体温計はきちんとつけているの?」と、明子の排卵の管理までしてこようとする。
「気味が悪いっ」
これみよがしに、夫婦の寝室に侵入して栄養ドリンクをおいていったりと、孫がほしいのは理解できるが、さすがにこれは異常だった。
じつは明子はすでに、夫との離婚を考えていた。姑があまりにもしつこくて頭がおかしくなりそうだったし、夫自身もマザコンで頼りない。
妻よりも母親と仲がいいくらいで、食事中など「ご飯粒がついてるぅ」と、見ていてうんざりだった。
離婚したいくらいだし、もちろん子供なんてほしくない。
けれど、姑も夫も、明子の気持ちを無視してとにかく「孫が早くほしい!」の一点張りだった。
出ていってやる、と心に決めて病院で以前に凍結保存しておいた卵子を破棄することに決め、準備をすすめた。
恐るべき義理の母の執念!
明子が考えていたことは、すでに姑にはお見通しだった。
急に機嫌よく「世界一周旅行に出て来る」と言い出して、「孫はあなたたちにもう期待しないわ」と、今までのことを考えると拍子抜けした態度をとってきた。
明子はやっと姑から解放された気分で、夫婦水入らずでいると、夫との仲も少し改善した。
だが、旅行から戻ってきた姑は、なにか不気味な行動を取り始めた。
夜中にひとりで冷蔵を漁ってガツガツ食べ、ひとりごとをブツブツ話し、だんだんお腹が太っていく。
ある日、病院から「卵子が盗まれた」と連絡がくる。
「もうすぐだねえ、会いたいわ。早く出ておいで」
まさか・・・明子はひらめいた。
姑のひとりごとは、なんとお腹にいる子に向かって話しかけていたのだった。
姑は病院から明子の卵子を盗み出し、代理出産するために海外で処置していたのだ。
「元気な子を産むわよ〜」
待望の孫を、自分で産むという姑のニタニタした笑顔・・・
真実を知った明子と夫は、50歳の母親の代理出産にゾッとするしかなかった。
「代理母戦争」の結末解説
この姑が「なぜ、これほどまでに孫に執着するのか?」読んだ方はきっと、疑問に思うはずです。
「孫がほしくて悪いか〜!」と叫んだり、想像もつかない方法で無理やり代理出産の計画をたてたり、とその執念にゾワッとしてしまいます。
しかし、孫を欲しがる理由が結末で明かされ、それを知った明子は「お義母さんの想い」を受け止め、生まれてきた子供を大切に育てようと夫とともに誓います。
若干、無理矢理感もありますが、一応は納得できる内容でした。
「代理母戦争」の感想
嫁と姑、という永遠に対決しなければならない関係。
このキョーレツすぎるお義母さんのせいで、夫婦仲も壊れる寸前でしたが、なんだかんだでまるく収まってくれてよかったなあと読後感は良かったです。
これほどひどい姑ではなくても、なかなか子供に恵まれない夫婦の場合、姑から「孫はまだ?」とせっつかれているお嫁さんもいると思います。
日本では代理出産はほぼできませんから、海外で出産を行うケースがあります。ただ、莫大な費用もかかります。
この漫画のお姑さんはたっぷり年金もらってたので、全財産はたいたんでしょうね。
気になっていたお話だったので、読めてスッキリしました。
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