とうとうカズと「離婚」の道に進んでしまった爽。
そして裏でそれを喜ぶ瑠衣が、さらなる「罠」を仕掛けてくる。
丘上あい先生の漫画「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」24巻のネタバレ感想です。
このお話では、秋山の口から「瑠衣の虐待の過去」について説明されており、これまでの疑問のいくつかが解消される内容になっています。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」24巻のネタバレ
秋山が瑠衣との関係、そして過去を語る
メールだけじゃ、ということで爽のところへ来て「瑠衣との関係と過去」を説明。
瑠衣は父親の再婚相手の連れ子で、秋山とは血がつながらない義理の妹。
大人になって、瑠衣はやがて秋山に「男としての自分」を求め、それから逃げるようにイタリア留学。
ひとりきり残して、再会したときは「別人」のようになっていた、と。
虐待された子供だった瑠衣
再婚した当初から、傷だらけの子供だった瑠衣について、義理の母は「元夫がDV男で虐待されていた」と話していた。
けれど、それは嘘。
瑠衣への虐待をしていたのは「母親」で、瑠衣の中にある「歪み」はそこから始まっていた。
瑠衣の「職場」がなんと「病院」
瑠衣が本音を話せる「先生」に、自分の大嫌いな女への復讐がうまくいっていることを聞いてもらう。
そして、瑠衣が働いているのは、「病院」。
そこは爽の母が入院している病院で、爽は何も知らず・・・
24巻の感想
瑠衣が毒母から虐待されて育った過去について、秋山が語ってくれていましたが。
やはり「大好きなお兄ちゃん」を、爽が「彼女」として奪ったことに対する復讐なのかと思われてきました。
ボロボロに虐待されてきた子供時代に、便りになるやさしい義理の兄に恋をしてしまった瑠衣。
唯一の心のよりどころだった兄を、一番必要としていたときに、目の前で奪った悪い女、というところでしょうか。
そうは言われても、「だからといって、大昔に別れて別の男と結婚した爽に、ここまで嫌がらせするほどの憎しみを持つものか?」というはてなマークがつきますが・・・
爽がいうとおり、虐待されてかわいそうな過去があるから、何しても許されるわけじゃないですよね。
でも、「許せない」と言いながらも、同じように「毒母」に深く傷つけられてきた過去をもつ爽にとって、似たような心の傷を抱える瑠衣の出来事は他人事におもえず、どうしても同情している様子。
あと、一番ヤバイのが、「じつは瑠衣の職場が爽の母の入院先」だったというコワい事実。
つぎに何をやるのか、想像がつきますが・・・
なお、次回は2月28日に配信予定になっています。ドキドキしますね〜
ギルティ25巻のネタバレ