初恋の人・秋山との再会に胸踊らせている爽。
その裏で爽の親友のふりをしながら騙し、ひそかにカズを手に入れようとしている小悪魔・瑠衣。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」7巻では、そんな瑠衣がカズに恋してしまった過去、さらに爽が「浮気に気づくきっかけ」をつくってしまうお話です。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」7巻のあらすじ
瑠衣がカズ出会ったのは、元カレとの修羅場を見られた土砂降りの雨の中。
携帯を落とした瑠衣に、カズが届けたことをきっかけにふたりは「深み」にハマっていった。
そこから始まった瑠衣の「報われない想い」。
爽が秋山の件でモダモダしているあいだに、瑠衣はちゃくちゃくと怪しげなプランを練っていた。
一方、秋山に呼ばれて店に行った爽は、「何事もなく」ただ昔のように気の置けないおしゃべりだけしておわり。
「おばちゃん」という秋山の言葉に、傷つく爽を瑠衣は慰めたが、爽は「あること」に気づいてしまう。
魔性の女のピュアな恋?
瑠衣の場合、「小悪魔」という表現では生ぬるく「魔性の女」という言葉が似合いますね。
元カレにふられて出会ったカズと抜き差しならない関係になり、爽に近づいて心の友になってまで何かを企んでいる女。
今回も、超あやしげな行動を取っていました・・・爽の行動を誰かに「電話で報告」していたので、単純に「カズのことを好きになったから、奥さんを騙して関係を破綻させて奪い取る」つもりだったのかどうかもわからなくなりました。
何か別の魂胆があるのか。
ますます先が読めない展開です。
秋山と爽の空振り
秋山と爽が、夜にふたりきりで会う流れになっていたので7巻では当然のごとく、くっつくのかと思いきや「あっさり昔の友達としてバイバイ」で拍子抜けしました。
これはこれでホッとするものの、昔好きだった人に「老けた」「おばちゃん」なんて言われたらガッカリするのも当たり前。
秋山も案外食えないタイプなのかな。
表面上は「昔のような気持ちはない」という態度をとっていますが、まだ彼の内面はわかりません。
7巻の感想
正体不明な女・瑠衣のことが少しわかった今回。
恋多き女性・・・なのか、元カレにフラレてすぐにカズのことが好きになったわけで、たくましいですよね。
それに、度胸もハンパない。いくらバレていないからと言って、自宅の部屋へ浮気相手の奥さん招くなんて、ヒヤヒヤものです。
瑠衣が一体誰に電話していたのか、すごく気になります。
爽は鈍いヒロインなので、これでもかとヒントがあっても気づきませんでしたが、瑠衣に対して「何か」ひらめくところがあった様子。
やっとカズの浮気に気づいてくれるのかな。
カズと瑠衣に裏切られ放題で「まだ気づかないの!?」とモヤモヤしていたものの、つぎあたりで流れが変わりそう。
でも、爽って押しがあまり強くなさそうなタイプなので、決定的な証拠がないと行動に移せないかも。
次回の配信が楽しみです!
8巻の感想