とうとう爽が、瑠衣の正体に気づく!
なんでも話せる「親友」だと思っていた瑠衣の得体の知れなさ、夫である一真の「匂い」がする理由。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」8巻では、片目をつぶってやり過ごしてきた結婚生活の不毛さに、やっと向き合いはじめた爽の戸惑いとショックとが伝わってくるお話です。
「ギルティ〜鳴かぬ蛍が身を焦がす〜」8巻のネタバレ
瑠衣から漂う「一真の匂い」で目が覚めた爽
スキンシップの激しい瑠衣から、嗅ぎなれた「夫の匂い」がただよってきたワケ。
何度考えても、爽は「ある結論」にたどりついてしまう。
ダメ押しは、瑠衣が知っているはずもない、夫との結婚記念日を知っていたこと。
そして、一真もまた「チートン」の名前を知っていたこと。
秋山とは結局「友達関係」に
部下が早退して、やむなく秋山の店に取材に行く爽。
「昔の恋」はとっくに終わってしまったかのように、彼とは完全に「ざっくばらんに雑談できる友達」みたいに話せるようになった。
秋山に「昔から誰も信じていない」とグサッとくる一言を言われた爽。
その言葉で爽は「行動」することに決めた。
一真と瑠衣の浮気の決定的な証拠をつかむ
夜遅くなるから、と出かけていた一真。
SNSを使って、瑠衣に「罠」を仕掛けた爽。
瑠衣のアパートで見張っていた爽は、「予想していた結果」を現実に確かめることになる。
8巻の感想
物語が急展開した今回。
親友のフリをしていた女と夫に堂々と浮気されていた爽に、「にぶい!どうして気づかないの!!」とイライラしながら読んでいた読者も、やっと爽が気付いてくれたことで胸をなでおろしたのではないでしょうか。
考えてみれば瑠衣もちょっと、脇が甘い? 密会をしている自宅に爽を招いて、いつバレてもおかしくない状態でしたし、むしろわざと爽が気づくように仕向けていたのかも。
一真と瑠衣の浮気の事実に気づいた爽ですが、ここからどう動くのかも問題ですよね〜。
浮気を知りつつ、現状維持で「知らないふり」をし続けるのか。
それとも、一真と瑠衣に対して「なぜ裏切ったの!?」と泣いて怒鳴るか。
もうひとつのオプションは、爽も秋山、あるいは職場の年下クン・寺嶋(妙に爽にアプローチしてくる男)と自分も浮気をしてしまうか。
これまでのお話の流れから一真と爽って「どうして結婚したんだろう?」と思うくらいに、熱のない関係で、なんとなく流されて一緒になってしまったくらいの夫婦関係です。
だから爽が激しく嫉妬するほど一真を愛している、って雰囲気がないんですよね〜。
もうサクッと一真と別れて、好きな人とくっつけばええやん。って思っちゃったり。
まあでも、そうは問屋がおろさないのが夫婦というものです。
次回は爽がどんな決断をするのかが楽しみです!
ギルティ9巻のネタバレ