不仲の夫が結婚記念日をドタキャンしたせいで、会社の年下社員・大塚と流されるように浮気してしまったマチコ。
柏屋コッコ先生の漫画「蜜と毒~逆恨みの復讐」2巻では、大塚とのかりそめの恋にハマって大事な子供たちの気持ちを見失いそうになるマチコと、浮気相手の女・優梨子のさらなる地雷女っぷりが発揮される泥沼な展開です。
「蜜と毒~逆恨みの復讐」2巻のネタバレ
小坂マチコは大塚に「夫とは破綻している」と告げ、彼との関係にのめりこんでいく。
年下の男から向けられる熱い好意にいい気分になるが、さすがに夫・亮平の顔を見ると罪悪感を覚える。
亮平は結婚記念日をドタキャンした詫びに「レース婚」の贈り物をくれたが、それは浮気相手の女の見立てたものだった。
子供たちが母の普通じゃない様子に気づくようになり、自分のしていることがマズイ、とようやく思い至るマチコ。
その頃、小鳥遊 優梨子(たかなしゆりこ)と名乗る女が子供たちの前に現れ、うまくいいくるめて自分のマンションへ連れていき・・・
サイコな地雷女・優梨子のおそろしさ
見た目はかなり美人系に見える浮気相手の優梨子ですが、その中身はとんでもないサイコな地雷女。
前回に引き続き、今回もかなりヤバイことをやらかしてくれます。
亮平が用意した「結婚記念日の贈り物」は、いやがらせのように優梨子が選んだもの。
この夫も、いい加減ひどい人ですよね・・・。妻への贈り物を、浮気相手に選ばせるなんて。
さらに、マチコの大切なふたりの子供たちである真菜と健史郎を「お父さんに会える」と自分のマンションへ拉致ってしまうあたり、これからどんどんヒートアップしていくんだろうなあ。
子供たちにまで手を出したことで、ようやく亮平も「この女、ヤバイ」と気づきましたが、時はすでに遅し。
別れると言ったら、一体何をされるか。自分だけではなく、子供たちも危ないです。
「蜜と毒~逆恨みの復讐」2巻の感想
もう、なんていうのか優梨子の独壇場ですよね。
泥沼のW不倫、という物語はよくありますけれども、優梨子のキレキレっぷりに目が離せなくて読み進んでしまう感じ。
1話めは嫌がらせの汚物放置、2話目では子供たちの拉致。
つぎは一体、何しでかしてくれるんだろうかって。
あと、地味に「もうひとり、ヤバイかも」っていうのが、マチコが弱った心のはずみで浮気してしまった大塚の存在です。
ずっとマチコに憧れていてやっと手に入ったわけですから、マチコが子供たちのために終わりにしたいと言っても、簡単にあきらめてくれなさそう。
年下なだけにかわいいところもありますが、大人ではないぶんだけ聞き分けもなさそうな雰囲気。
別れを匂わせただけでめちゃくちゃこわ〜い目になってましたからね・・・この男もひょっとしたら、優梨子に負けないストーカーになりそうな予感。
優梨子のせいで、さんざん妻としてのプライドをズタズタにされたマチコでしたが、大塚との関係の清算に子供たちの心のケア、とやることがいっぱい。3巻へつづきます。
3巻の感想