桜田雛先生の大人気クズ執事♡が登場する漫画「執事たちの沈黙」は、箱入りお嬢様・椿の執事・和巳が「表と裏」の顔を使い分けるドタバタラブコメディです。
日々、プライベートでの女遊びとギャンブル三昧のクズっぷりを隠しながら、品行方正な執事を演じる和巳。
ある日、椿が和巳の「裏の顔」である歳三に恋をしてしまってから、さあ~大変!
ピュアで重すぎるお嬢様の愛に耐えかねて「あいつはクズです!」と、もう一人の自分を自虐しながら必死に嫌われようとする和巳の運命は・・・
「執事たちの沈黙」のあらすじ
幼少のころから椿の執事として使えてきた和巳だったが、女子高生になり甘やかされ放題のモンスターっぷりにいい加減辟易していた。
その憂さ晴らしで、プライベートでは遊び放題のだらしない「クズ」を自認する放蕩生活をしていた和巳は、偶然にも椿がひったくりに遭う現場に居合わせてしまう。
嘘の名前をついて椿を救ったのはいいものの、それ以来、椿は「歳三」に夢中。
椿を溺愛している主人(椿の父)に知られたらマズイ、と椿に正体がバレる前に嫌われるように仕向けるが、自分がどんなクズっぷりに見せつけても「私が癒やしてあげたい!」とますます椿の愛は燃え上がることに。
ピュアすぎる椿に、いつしか和巳もほだされそうになってしまい・・・
「執事たちの沈黙」の感想
桜田雛作品の特徴は、主人公がヒネクレ系美青年で超絶重すぎる愛をふりまくってことですよね!
だから好き嫌いが分かれてしまいますが・・・この魅力にハマると読まずにはいられない引力があります。
給料がいいからやめられない、と完璧な執事として働いている和巳なのに、裏でのやさぐれっぷりがすごい。しかも、なんで椿が「和巳=歳三」とまったく気づけないのかもわかんない!
顔は変装しているわけじゃないんですが、雰囲気のあまりのギャップに気づけないのかもしれませんね。
最新刊の5巻では、椿のことが大好きな白鳥白鳥(しらとりスワン)というライバル?も出現し、さらにストーリーはハチャメチャに展開していきます。
歳三のことで頭がいっぱいだった椿も、幼いころからずっとそばで見守っていてくれた「和巳」の存在にやっと気づいてくれそうな微妙な空気が流れて、正体バレフラグが立っているのかな。
椿がどんなにわがまま放題のガキンチョお嬢様でも、和巳にとっては幼いころからお育てした大切なお嬢様であり、愛しい対象なんですよね・・・
あのわがままも、見ようによっては「じゃじゃ馬」的なかわいさだし、恋をしたら一直線!なピュアさがあって憎めない。
正体がバレてもきっと、わりとすんなり受け入れられるんじゃないのかな。
次のお話がすごく楽しみデス!
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